「六華SWITCH」について

六華同窓会2019テーマ

六華SWITCH


 “六華”という集まりを包括して表現するもの、同時に、一人ひとりの“六華たち”を多方向からあらわす言葉であり、そして、なにより私たち44期ならではの視点や感性、美点や長所を象徴し、44期全員の心にずっと寄り添えるテーマを考えようと、実行委員会全員で何度も、たくさん話し合いました。

 在学中を振り返ると、44期の同窓生たちは常に好奇心旺盛で、どんなことでも自分なりの面白みや好きな部分を見つけて没頭できる人が揃っていました。とびきり自由な校風と伝統のもと、好奇心のおもむくままに、とがった個性を活かし、一人ひとりが自分の得意な分野で大人の想像をはるかに超える力を発揮していました。

 自由だからこそ自分で考える力が必要で、自由を守るためにも一人ひとりが自覚を持ち、考えて行動するためのスイッチを持っていたように思います。限られた時間を効率よく使うために、学業と遊び、趣味の切り替えを素早くできるスイッチが備わっている人も多かった。そのスイッチを「六華SWITCH」と名付けたらどうだろう。そう考えました。

 いわゆる難関大学から一流企業や官庁へ、というだけでなく、私たち44期の進路は実に多彩です。社会のなかでも型にはまらず、個性を活かして活躍する人、それぞれの得意な分野で第一人者として活躍する人がたくさんいます。それは、反抗期もあれば思春期特有の悩みもあった、そんな特別な時間に生まれ、身に付けた一人ひとりの「六華SWITCH」を、その後も大切に育み続けたからに違いありません。初めは微かな手触りでしかなかった「六華SWITCH」を、新しいことを生み出すためのスイッチや、不可能を可能に変えていくためのスイッチへとアップデートしながら、今も未知の道を一歩ずつ進み続けているのではないかと想像しています。

 奇しくも私たち44期が幹事を務める2019年は、「元号が変わる転換点=スイッチ」としての位置づけにある年でもあります。将来、六華同窓会に加わる在校生をはじめ、後輩たちの道筋を照らす一つのスイッチとなれるよう、そして、これまで先輩方が培ってきた六華の伝統や歴史を受け継ぎつつ、強く、優しく、楽しく、おもしろく、なにより私たちらしく、期待と希望を持って新たな時代へのスイッチを押しましょう、という思いも込めました。

 高校時代の甘酸っぱい恋を思い出して胸がうずいたり、締めつけられたり、ひりひりしたこと、ありますよね。何かの瞬間に、記憶の扉のスイッチに触れ、過去が一気によみがえってくることがあります。同窓会という場の、懐かしく新しい出会いは、それ自体が過去の記憶、あるいは未来の縁のスイッチといえるかもしれません。

 人と人とのつながりは、困難に立ち向かう時、大きな力になります。あのボロボロの校舎の古びた教室でともに過ごした仲間との絆は生涯続きます。辛いとき、悲しいとき、心のどこかにこの懐かしく新しい絆を留め置き、意外と世の中悪くないよねと思ったり、また頑張ろうと奮起できたりする。そんなメッセージを発信するスイッチを創造できたらという思いも託しています。


(担当:広報編集部)

(2019.4.15)